2010年3月30日火曜日

よくある普通の一日

今日も、良くある一日でした。
とても晴れて気持ちの良い天気です。
1ヶ月ほど忘れていた美味しいものが戻ってきました。
3種類のドロップがカテ室新装開店にお祝いとして届いたのです!
 いかがでしょう?
皆様、味を想像してください!
バタバタとしていたので、ドロップマスターの写真を撮ることができませんでしたが、美味しそうに味わっていましたよ!

そうそう昨日、エレベーターが快適と言いましたが.....
中のボタンを押してみると、
 なんかおかしくない?
 こんなふうであれば使いやすいのに!
いかがでしょうか?

今日は、カテが9件入っていました。
テレビカメラが沢山ついているので、穿刺する場所、患者様の表情など、何でも見えます。
 どう?すごいでしょ!
でも、サクサクと終わっていきました。
みんな、新しいカテ台にも慣れてきたようです。嬉しいです。

本年度ももうすぐおしまいです。
今日でお別れの看護師さんがいらっしゃいます。
 サヨウナラ!
病棟では最後の記念品の贈呈や、記念写真で楽しく、でも、悲しく寂しく時間は過ぎていきました。

2010年3月29日月曜日

ステントブースト!

年度末といえば、いろいろなモノがそろうお役所です。
いえいえ、決して余った予算を使い切ろうとか、年度末までに区切りをつけなければいけない公共事業の性質だとか、そういうわけではありません。全て予定されている計画通りの事業です。

今日も雪が降っている青森すが、外を見るといつの間にかヘリポートが完成しています。
 すごいです!

気がつけばエレベーターも新しくなっています。
 快適!
もちろん、過去の青森市の事業と違って、三菱製ではありません。
(昨年までは、青森市のエレベーターも市の車も鉛筆も消しゴムも全て三菱製だったという噂を全て確かめたわけではないのですが....まぁ、前市長は青森三菱の社長だったので!)
ローカルネタですみません。

今日は2件しかインタベがなかったのですが、新しいシネ装置のステントブーストという画像処理が大活躍!
(個人を同定できないように画像を加工しています)
最近のステントは見えにくいモノも多くなりました。ストラットが薄くできているとか、材質もコバルトクロムであるとか、色々な原因によるのかと思います。
しかし、このステントブーストを使うと、よく見えるのです。
 先細りのステントの画像。
(こちらも個人を同定できないように画像を加工しています)
たとえば、ステントとステントがちゃんとオーバーラップされているかとか、ステントが上手くテーパーリングされて拡張されているかとか、後拡張の際にバルーンマーカーがステントの中のギリギリの位置に置かれているかとか(KBTの時に中枢側の解離を防ぐ意味では非常に良い!)、....とにかく、色々つかえます!
自分で使ってみるまでは、あまり必要なものではないように思えていましたが、いざ使用してみるととても便利!
何より楽しいのは、ステントを留置した後などに「ステントブースト!」と叫んで撮影すると、なんか格好いいのです!「ステントブースト!」と叫びながら必殺技のボタンを押すような雰囲気です。良い感じです、「ステントブースト!」

最新型のP社の装置、まだまだ沢山の機能があるようです。

2010年3月27日土曜日

雪の盛岡

雪の降る盛岡にきました。
もちろん、お仕事ですよ!

内容は...えー、秘密結社の集会なのかな?(笑)
 なんか、怪しいなぁ(笑)
無事に仕事も終わりました。
なんだか、全然わかりませんよね。
すみません。

盛岡と言えば、わんこそば。
私と一緒に行動を共にされた方が頑張りました。
すごい!
 100杯!
横綱の称号をもらって帰って行きました。
お疲れ様でした!

お店の方から聞いたのですが、ギブアップしそうになったら薬味の塩辛をつまむのがコツらしいです。汁は飲んではいけないのだそうです。大会でなければ時間制限は無いので、自分のペースで食べるのがよいのだそうです。
そばのおかわりを入れてくれるお姉さんは、「私でも45杯はいけるので、男の方ならけっこういけるものですよ」とにっこり笑っておりました。

2010年3月26日金曜日

リニューアル後の一週間

久しぶりに自分のカテ室が稼働して....最初の一週間は使い方に慣れたり、画像や仕様の調整に時間が必要なために、検査や治療の人数も少なめにと考えていたのですが....どっこい!そんなに甘くないですね!
 ボロボロにつまったモノを毎日あけました。
 ラボ側もちょっと広くなった?
 みんな、一生懸命拡げていました。
誰だ?こんなにつめて入れたのは?!
しかも、厳しい症例ばっかり!
いやぁ、困ったものです。
私自身、まだまだ新しい機械には慣れていません。
まだ覚えきれない操作が沢山ありますし、画像処理の方法もあまりによりどりみどりで困ってしまっています。この機械の特別な面白い事もありますので、また、機会をおってご紹介できると思います。

そんな中にも、こんな風景が。
送別会です。
 病棟やカテ室を離れる皆様、お疲れ様でした。
寂しくなりますね。
ここを卒業しても、また、明日から頑張ってください。

2010年3月23日火曜日

新カテ室!

野良犬にもとうとう犬小屋ができました!
やったー!

念願のシネ装置が更新されまして、どうにか予定通りの稼働にこぎ着けました。
使用説明をみんなで一所懸命聞いています。
 多機能=難しいですね...。
カテ室内のカメラ映像です。
 みんなが何をやっているか丸見え!(笑)
自慢の一つは、検査室のモニターの大きさと便利さ。
こんな大きなモニターですよ!
しかも、レイアウトも自由にできます。
すごいでしょ!
日本で3台目!東北では一台目!
自慢!自慢!

みんな、生き生きとやっています!
今日は、小手調べに軽く....と、思ったのですがなかなかどうして、厳しい症例ばかりでした。
ヘトヘトになりました。

でも、嬉しいですねぇ!
P社独自のかりっとした画像もなかなか好評ですが、もうちょっと画像を調整してもらって、国産T社のあんな画像をまねることもできそうですし、国産S社の末梢DSA様の画層をまねることもできそうですし...!
楽しみです!

基本は野良犬なのですが、やはり、自分の住み家があるのは最高!
とても嬉しい一日でした。

2010年3月20日土曜日

野良犬の生活12(仙台4時間滞在 編)

朝から午前は使用があり、研究会をすっぽかしてしまった野良犬です。
すみませんです。
反省しております。

しかし、夕方のお仕事あれば、とりあえず電車にのる私です。
ガタンゴトンと揺られまして、気がつくと仙台。
近いものです。
5:30からの会議?に間に合いました。
東北の重鎮達が沢山いらっしゃいます。
当然私は肉体労働の係です。
体を動かしました。
佐藤先生、ご苦労様でございました。
お仕事は、2時間ほどで終了。
みなさま、お疲れ様でした。

帰る前にちょっと自分へのご褒美!
仙台のアニキ達を無理矢理引き留めて美味しいものを食べてしまいました。
すみませんです。
さぁ!帰りますよ!
仙台滞在、わずか4時間。電車に乗っている時間の方が長かったです。
(まだ、電車の中ですが...)

2010年3月18日木曜日

野良犬の生活11(横浜栄共済病院 編)

野良犬は、獲物があるところにに集まります。
野良犬は私だけではないのではないかと思う事も少なくありません。
日本野良犬組合でも作りましょうか?(笑)

そんなわけで、今日は横浜栄共済病院に乱入いたしました。
広い廊下が印象的ないい感じの病院です。
4月のSlender Club Japan Meetingのビデオライブ収録の目的にみんなが集合いたしました。
Course directorの道下先生は、病院ではとても紳士です。あ、いえ、もちろん、普段も紳士です。
だんだん偉くなられて、事務職が多くなり大変そうです。

まずは、到着してすぐにお弁当を頂きました。
勝烈弁当。
横浜の名物なのだそうです。
力がつきました!頑張るぞー!

松陰先生の御手技。
いつものように、アンギオの読みがすごいです。最小限のギリギリの場所にステントを置きます。なにより患者様に対する優しい言葉遣いが素敵です。

横浜総合病院ハートセンターの大塚先生にIVUSを読んで頂きました。 勉強になります。

こんなものを発見!
 何にも書いていない表です。
さぁ、何を意味しているのでしょう?
みんなでこすってみたり、すかしてみたりしたのですが、何も出てきません。
メーカーさんに聞いたらあぶり出しになっているらしいです。
試しにライターであぶってみると..
 おおっ!
すごーい!
さすが横浜・都会のマジック!

あっ!
 慌てて心カテ台を見ましたが....
誰もいらっしゃらない?
まずい不整脈によく似たノイズが乗るらしいのです。
びっくり、ドキドキします。

勝木先生の御手技。
ロータワイヤーをベアでそのまま病変から末梢へ挿入。うまいなぁ!誰が見てもロータという硬い病変を、あのコーティングも何も無いロータワイヤー300cmを突っ込んでいくんですよ!いやいや、素晴らしい。

私の手技。
腕橈の屈曲とガイドがちょっと難しかったですが、枝打ちも無く終わり地味なモノでございました。左橈骨動脈アプローチは、カテの操作の際に腰が痛くなるので苦手です。(笑)

舛谷先生の御手技。
起始異常があり、ガイドが決まらず難渋しましたが、技が次々尽きることなく続きます。根性、技術、体力の3拍子がそろった感動的な手技でした。
舛谷アニキについてきて良かったと思えるいい時間でした。

この病院には若い先生熱心な方々が沢山いらして、非常に充実しております。
別なカテ室で若い先生が見事にCTOをあけておられました。着実な手技に基づいたとっても綺麗なできばえでした。
スタッフの看護師さんやMEさんも、内容を良くご理解しておりますし、フットワークも軽く、野良犬達のワガママに答えて下さいます。
良いカテ室です。羨ましいです。
道下先生のご指導が良く聞いています。

皆様、遅い時間までありがとうございました。
道下先生、スタッフの皆様、そして、この企画を支えて下さったメーカーの皆様にも感謝いたします。

野良犬の生活もそろそろ飽きてきましたね。
次のネタまで、もう少々お待ち下さい。

2010年3月17日水曜日

野良犬の生活10(第73回青森市心血管症例検討会 編)

まだ、野良犬の生活は続きます。

春ではなく、まだ冬の青森です。
本日の青森は雪です。
野良犬は、雪に喜び駆け回ります!

今日は、私がウロウロするだけではなく、ゲストを迎えての野良犬の仕事です。

第73回青森市心血管症例検討会が開催されました。
青森市内の内科・外科が集まっての症例検討会です。
各々の病院からの症例提示をいたしました。
非常に興味深い症例もあり、明日の入院の患者様にも、もしかすると当てはまるようなヒントも頂きました。
症例検討会って、もっともっとあっても良いのではないかと個人的には思います。「特別興味深い症例なんか無い」と、おっしゃる先生は、「その症例が興味深いのかどうかわからない解らない」と言い換えるべきなのではないかと思います。毎日同じ症例はないのですから、いつもの症例でもお互いに情報をシェアすべき内容は沢山あるはずなのに。
ゲストは、東北厚生年金病院の片平先生です。
3Frカテの生みの親です。
低侵襲に関しては、学術&実践をなさっている第一人者です。
本日のレクチャーは素晴らしい内容でした!
CTと3Fr診断カテーテルの比較という事で、被ばく線量からその診断能力まで、その利点と欠点を全て引き出しているもの凄いモノです。以前聞いた内容よりも数段パワーアップしておりました。これを聞かずに、冠動脈CTや診断カテをやっているのは罪だと思えるくらいの中身でした!

しかし、聞かないふり知らないふりをして鎖国政策をしても成り立ってしまうのが田舎の医療なのです。田舎の大きな病院であることを理由に、自分だけの世界に閉じこもり、世間に自分の情報を流さなくても、患者様は黙って治療にきてくれます。それがすでに数年前の治療であっても、患者様もそれを知らないので許されます。これは田舎のじーちゃん、ばーちゃんをさげすんでいることと一緒だと思います。医者が無知であることを隠して、病院の利益と自分の満足度を目的に患者にエゴを押しつけるのはどうかと思います。
鎖国政策は、まるでこれです!
 いや、本当です!
この情報化時代に井の中の蛙では許されないのに、自分がモノを知らずに、できることも限られている事を、あえて目をつぶって、ちょんまげの世界で殿様であればそれで問題ない楽しい人生を送ることができるのでしょう。田舎ってイヤですね。
やはり、それではいけません!若いうちほど、どんどん勉強をして、どんどん世間に自分の恥ずかしい姿もさらけだして、そして鍛えられて、成長しなければいけないと思います。歳をとったら、そんな若者に負けてはいけないと、やはり勉強をして、世間に沢山のモノを発信していく必要もあります。

いやぁ、本当に今日のレクチャーは素晴らしかった!
当院心臓外科の畑先生は「久しぶりに勉強になった、凄い会だった!」とおっしゃっていました。

片平先生、本当にありがとうございました。また、色々教えて下さい。

2010年3月16日火曜日

野良犬の生活9(RABラジオ「火曜なんだ?かんだ!」編)

野良犬はウロウロしております。
お仕事があればどこでも行きます。何でもします。

あれ?ここは?
今日は、RABラジオにお邪魔いたしました。

「火曜なんだ?かんだ!」という番組に生出演させて頂きました。
ラジオは初めてでしたので、見るモノ聞くモノなんでも驚きです。
「高血圧って何?」という企画です。
血圧って何?から、正常の血圧、高血圧….さらには低血圧までお話をさせて頂きました。
アナウンサーの鮫島さんに引っ張ってもらいながら一所懸命やりました。
でも、なかなか、言いたいことが言えないモノですね。難しいです。
約50分間ですが、….疲れました。
リスナーの方より、お電話やメールFAXなどでのご質問も沢山頂きました。
ありがとうございました。
時間の関係で全部はお答えできなかった事をお許し下さい。

最後に、市民公開講座の宣伝もさせて頂きました。
平成22年4月18日(日) 13:00-15:00 青森市 アウガ5階 AV多機能ホール
「血圧が高いとなぜいけないの?」というタイトルで開催いたします。
青森の皆様はいらしてくださいね!

最後に写真を撮って頂きました。
貴重な経験をいたしました。
制作部長の渡辺さん、アナウンサーの鮫島さん、多くの関係者の皆様方、本当にありがとうございました。

2010年3月13日土曜日

野良犬の生活8(わたなべ内科クリニック 編)

野良犬は暇なので、用事もないのにウロウロしている場合もあります。

今日はお友達の所に乱入!
同級生が院長の「わたなべ内科クリニック」です。
専門は消化器内科です。
 駐車場も広く、よい診療所です。
 受付皆様の応対もいい感じです。

お仕事をしにきたのではありません。
胃カメラを受けたのです。

胃カメラの進歩は素晴らしいです。
細くなり、よく見えるようになっています。感動です。
カメラがどこを通るか実感しながら、自分の胃の中を見させていただきました。
「苦しくない検査になってきた」とはいえ、やはり「苦しい」モノです。楽しいモノではありません。涙目になります。
その中で、ちょっとだけでも侵襲が少ないということは素晴らしい事なのです。

やはり、細いモノはいいですよね!

”細くても太くても生命予後が変わらない。”、”太くて術者がやりやすいものが、結局は患者によい。”、”細いモノの限界があるだろう。”そんな、細いモノにエビデンスはあるのか?”...いろいろ言われてきました。
まぁ、あまり気にはしていなかったのですが...。(笑)
でも、自分が受ける立場になったときには、ヘナチョコの私=たぶん、ほとんどの一般の方々の代表の意見は、低侵襲でやって欲しいというのが本音だと思います。
同じ結果が得られるのであれば、低侵襲というのは実はディスカッションする必要すらないのではないかと私は思っています。

「わたなべ内科クリニック」は、検査も丁寧・確実です。
医者が行く病院というやつの一つです。
胃の調子が悪いとき、肝機能が悪いとき、その他なんでもどうぞ!

2010年3月11日木曜日

野良犬の生活7(東京慈恵会医大柏病院 編)

柏にきました。
青森の津軽の中の街で、木造と五所川原には挟まれた場所です。
昔、木造の病院で働いていたときによく、ここにある温泉にきました。
いやぁ、懐かしい!


嘘です。


千葉県、柏にきました。
初めての街です。
東京慈恵会医大柏病院の上原先生にお誘い頂きまして、講演会にきました。
立派な病院です。
カテ室です。
まだ、新品のシネアンギオ装置です。
広めのカテ室は良く整理されていました。
病棟、CCUと隣接しているところがまたモノがスムースに運びやすい環境ではないかと思いました。
講演会もスタッフの皆様が多数お見えになっておりました。
若い先生が熱心にご質問下さいましたのが印象的でした。
また、お近くの病院からも御参加頂きまして、多くのご質問を頂きました。
終了後の懇親会も楽しく過ごさせて頂きました。
ありがとうございました。