2009年3月31日火曜日

年度末

今日は3月31日です。
お世話になった方々が異動になる寂しい日です。
とてもお世話になった班長さんがかわります。
この2年間で、病棟で提供できる医療の質がとても向上しました。
班長さんのおかげです。ありがとうございます。
さらに一緒に色々やってきた看護師さんが7名もかわってしまうんです。信じられない...!
皆様と充実した日々を過ごしたことを忘れません。ありがとうございます。

また、内科系、外科系、皮膚科、脳外科.....多くのお世話になった先生方も異動されます。
皆様、本当にありがとうございました。

いつかまた、ご一緒にお仕事をする日があると思います。その日までに、私たちはもっともっとパワーアップしておきます。それがお世話になった皆様への恩返しと思って、明日からの日々を益々精進する所存でございます。
ちょっと寂しい病棟からの夕暮れの風景です。

私たち循環器組のメンバーは同じです。
若武者達を鍛えると供に、私自身、もう少し先を見るべくまだまだ武者修行です。

2009年3月29日日曜日

当直あけ

当直でした。
当直中は循環器の患者は一人も診ない落ち着いた日でした。しかし、他の科の患者様だけで夜中とおしてRock'n Rollでした。実は循環器以外の患者を見るのが好きで、得意科目かもしれません。昔、田舎のドサ周りを命じて下さった医局に感謝しております(これは、マジです!)。
昨日の朝からの呼び出し含めて、充実した28時間が過ぎています。
研究室に帰る風景はこんな感じです。
 長い廊下が少々寂しいです。
しかし、外は天気が良く「春」を感じさせます。
病院の窓からの風景です。
病院の木の"雪囲い"を外す作業を病院の外でやっています。春ですね。

もうすぐ4月です。
異動する先生方が、日曜日を利用して研究室の引っ越しをしておりました。また、一緒にお仕事をすることもあると思います。その際には宜しくお願いいたします。
当直あけはボーーーーーーッとしてますが、今日は本当に久しぶりに、明るい時間から外に出れるので楽しいです。

2009年3月27日金曜日

青森心不全セミナー

平成21年3月27日 青森心不全セミナーが開催されました。
私は座長をやらせていただきました。
まずは、当科の會田医師による「当科における心不全診療と管理」というタイトルでの発表です。
よくまとまっていて、なかなかいい感じです。
インターベンションだけではなく、心不全を地味に治療している当科の若武者達の姿が見える発表です。

そして特別講演。
北里大学医学部 循環器内科 猪又 孝元 先生の特別講演です。
とても御高名な先生で、あちこちの大きな会で御講演をされている方です。
初青森という事でありました。
実際に患者をじっくり診ている先生の御講演はとても勉強になります。
薬の使い方、症状や徴候の見方、管理の実際....素晴らしいです。
病態に応じた治療にて、心不全はこんなにもよくなるんだと改めて実感いたしました。
御多忙の所ありがとうございました。
また、宜しくお願い申し上げます。

2009年3月26日木曜日

スレンダークラブジャパン・サーフィン部(沖縄本部)

みなさま、日本は南北に長い国です。

北の国では...
昨日今日と、青森は雪が降っています。
昨日今日と、一所懸命カテをやっています。
夜中も"わっしょい わっしょい"状態です。

南の国では....
http://scj.blog40.fc2.com/
どうぞ、どんどん突っ込みやコメントを入れてください!

2009年3月25日水曜日

やっぱり凄い!

向こうから来る方は....
ん?
あれ?
おおっ!
あっ!
齋藤滋先生だ!

今日は、青森に来ていただきまして御手技をお願いした次第です。
あんな難しい症例と、こんな難しい症例と....さくさくっとやっていただきました。
ガイドカテとワイヤーの微細な使い方から、IVUSの読みと大胆な拡張とステント留置。やはり凄い!
CTOも幾つかの技を使った後に、ワイヤーが綺麗に通り、最高の仕上がりになりました。
うーん、やはり私のあこがれの先生です。
ちょっとしたことも見逃さないように目を皿にしていたつもりなんですが、ちょっと目を離していた瞬間ワイヤーが通ってしまって....なんか悔しいです。外来が長引いた先生が見ることが出来なかったと嘆いておりました。

患者様もとても喜んでおりました。
本当にありがとうございました。
また、宜しくお願いいたします。

2009年3月24日火曜日

IKATEN Registry

今日はとても嬉しいことがありました。
Ika 10 Registryの論文がCCIに掲載されました。
Catheterization and Cardiovascular Interventions 73:605–610 (2009)
思えば、こんなシステムがあればと思ったときから早??年、....PCRに行く日本の皆様を成田空港で見送り、自分たちは地味な実験に行って.... First in Man をやって、5Fr de Kissの論文にして....Registryが始まり...長い長い道のりでした。
素晴らしい内容で東海大学の松陰先生がまとめて下さいました。
SCJ学術担当松陰先生に大拍手です。
松陰先生についてきて良かったです!
論文に名前が載りきらなかった先生方には大変申し訳ないのですが、しかし、この論文は参加施設のメンバーだけではなく、Ika 10を1本でも使用してくださった皆様の、Slender Club Japanのメンバー全員のモノです。
それを支えてくださったメーカーさんにも感謝です。カネカメディックスさん、カネカさんというIka10バルーンを制作してくださったメーカーさんはもちろんですが、ガイドワイヤーを制作してくださっているライフラインさん、フィルメックさん、アサヒインテックさん、コンパスメッドさん、そして細カテを提供してくださるテルモさん、メドトロさん、メディキットさん、素晴らしいステントやその他のデバイスを作成してくださるメーカーさん...その他の多くの皆様に支えられた論文です。
とても嬉しいです。
なんか、感動しております。
SCJの仲間達とこれからも頑張っていきたいと思っています。
宜しくお願いいたします。

2009年3月22日日曜日

CIT 2009

武者修行の旅として北京にやってきました。
China Interventional Therapeutics 2009が開催されましたので、参加の為です。

ブースにはカラフルなモジモジ君の様な方もいます。
Slenderなお姉さんもいます。
結局モジモジ君は何をやっているのか解りませんでした。
すみません。
ゲームをやったり、モノをくれるブースが大人気でした。

さあ、会場に入りました。
ライブは満員です!
世界の重鎮が勢揃いです。
その中で、我等が日本の誇るオペレーターの光藤先生が治療をしております。
なんか、嬉しいです!
もちろん、見事にCTOをレトロで決めておられました。

さて、私たちの出番第一弾です。ライブのコメンテーターです。
まずは、私の出番。
 段の上からですみません。
 術者は齋藤滋先生。
LMT OSにがっちりとステントを突っ込んで綺麗に広がりました。やはり素晴らしいですね!上手いコメントが出来ずに申し訳ございません。
司会のWu先生が「Japanese Experimentはどうなんだ?」とやたらと連発するのでセッション内唯一の日本人コメンテーターの私は何度も何度も一所懸命お話しさせていただきました。
次の症例は...LAD OSの病変なのですが、大きなHLとhypoなCXの3分岐です。中国の先生が術者です。
Single Stenting & KBT or KGTがBESTと私はコメントしました。多くの先生方もそのようにおっしゃったのですが....なんと!術者の先生はLAD側に最初にステントを入れ、それをHL側からCRUSH!そしてHLにステントをいれてKBTをしました。
世界の分岐部倶楽部の大御所Ludwig先生は激怒!「LADは枝じゃぁない!もうワシはコメントしない!」とへそを曲げてしまいました。いやいや、困った!
あとで、ホテルでお会いしたときにも「アレはダメだ!」と叫び続けておりました。余程頭に来たのでしょうね!
KBT後のIVUSも随分末梢側でとっていたので、的確な拡張が得られてないことを指摘させていただきました。ちょっと術者の先生面白くないような表情で「じゃぁ、もう少し拡張する」となりました。
私の出番の次は、舛谷先生の出番です。
やはり、「Japanese experiment」を聞かれておりました。サクサク積極的にお答えする舛谷先生は流石です!
会が終わってからLudwig先生を囲んで記念撮影です。
 おちゃめなオッチャンです!
分岐部のお話、CTOのお話など私たち異国の中年に熱心にお話下さってました。
ありがとうございました。

さて、翌日のTRIセッションです
会場は満員!
中国語のスライドに中国語で発表をする先生がほとんどで....しかも時間がおしまくります。
 何となくは解るのですけれど...
 悩んでいる座長の先生発見!
舛谷先生は、Slender CTOのお話です。
私はSheathlessのお話をさせていただきました。
時間がおしていたので、全てを話すことは出来ませんでしたが、まぁだいたいの事は伝わったのではないかと思います。
語学や民族の壁は難しいですね!

大ホールのライブはやはり凄い満員です。
世界の巨匠のコメンテーター達がお話をされています。
うーん、是非若武者達に見せたかった!
来年はみんなで行きましょうね!

こちらは分岐部倶楽部セッションです。
佐賀の挽地先生の綺麗なスライド!
素晴らしい!
 そして巨匠Ludwig先生の御講演
数年前に現兵庫医大の藤井先生が「プラークシフトではなくカリーナシフトですよね」と行っていたのですが、それが当たり前の用に成っております。良い時代です。それに基づいて色々なエビデンスも出てきております。分岐部にはまずは、本幹ステントを入れて、だめならKBT、だめならそこからprovisional Modified Tと行くのが良いのではないかと言われています。勉強に成ります。

CCTグループも、素晴らしすぎるCTOの成績をご発表されておりました。
世界が驚く数字です。いやぁ、びっくり!
先日snowmassにてお話を聞いていましたが...いやぁ、本当に凄いですね!
日本人の活躍は私の誇りです。
私も少しでも近づけるように努力、精進をする次第です。

そんなあっち行ってこっち行ってのうちに飛行機の時間になってしまいました。
残念!
まだ、院長のお話も聞いていないし、ライブも十分堪能していないし....あー、本当に残念!

さて、オリンピックが終わった後の北京ですが...!
そりゃぁ、大きく変わっておりました。
空港は、まったく新しい見たことがないほど大きな空港に変わっております。超巨大空港です!世界一だと思います!
しかも、以前よりもCITの会場に近くなりました(CITの会場はオリンピック会場の隣なのです)。街は凄い綺麗!ゴミがない!怪しい人も居ない!(笑)車が少ない!びっくりです。
車に関しては、ナンバープレート番号末尾の数字によって北京に入れる車と入れない車があるんだそうです。今日は"8"と"0"だけなのだそうです。もちろん、北京ナンバーの車は別に問題ないとか。
CIT会場の隣なので、オリンピックの跡もちょっと見てきました。
鳥の巣の中に入れます。
有料ですが、表彰台に登って記念写真を撮ることが出来ます。
プールにも入れます。
日本人としては何か感動です。
黄砂のせいか、ちょっとアレルギーが強くでてきたようで、滞在中の点鼻のステロイド噴射と点眼のシャワーは欠かせませんでした。

さて、中国で食べたもの.....
これなんでしょう?
ズバリ当たった方には、来年現地集合の後であれば、現物をご馳走します!
もちろん、ちゃんと食べてくださるという条件付きで!

2009年3月18日水曜日

院内武者修行!

私は「若」をつける歳ではなくなっていますが、当科の医師達は「若武者」達です。日々武者修行をしております。若くて無茶ではありません。若武者です。
なかでも、一番の"若"武者の丹野部長!
先日も、仙台の研究会にたった一人乗り込み、難渋した一例の発表と、エコーガイドの発表をこなしてきました。東北の重鎮たちの叱咤激励を受け、ますます成長して帰ってきたようです。
(ついて行かずにすみません....どうしても金沢に行かなければだめでしたので...許してね。しかし、若武者の兄貴分達もついていかないんですよ!ひどいよね!自分の発表以外に興味がないところは、私のしつけが悪いのかな?)凱旋後の心カテには妙に気合いが入っておりました。
若武者達の、やる気の補助と危ない道を歩かないように監視するのも私の仕事です。逆に若いが故の気合いが空回りにならないように修行して欲しいものです。自分を過信せずに謙虚な気持ちで日々修練して下さい。

2009年3月17日火曜日

武者修行者!

私の武者修行もまだまだ続きますが、本日は武者修行の先生が当院をご訪問して下さいました。
平賀総合病院の武田先生です。写真の左、食い入るように見つめる視線の先生です。
武田先生は朝早く病院を出てきてくださいまして、遠い地までの旅にもかかわらず、10時には当院に到着してくださいました。
当科の本日のメニューは、診断カテ1件(結局ad hoc PCIにはなったのですが)、待機PCI 2件、PPI 3件(うち、エコーガイド2例)でした。
XX in XXのPCIとか、4FrPCIを3年目の先生がやるところとか、エコーガイドのPPIなどいろいろ見ていただきました。沢山のメモを取っていらしたのが印象的でした
ありがとうございました。
つたない手技ですが、多少なりとも明日からの先生の御手技のヒントとなる何かがございましたら幸いです。
遅い時間までありがとうございました。
これを機に、益々の青森・秋田の交流を深めていきたいモノです。宜しくお願い申し上げます。

2009年3月14日土曜日

Kanazawa Coronary Conference 2009

予告どおり、武者修行は続きます。

ちょいと飛行機に乗ったら金沢に着きました。もちろん、日帰りです。
KCC 2009 (Kanawaza Coronary Conference)に参加のためです。
朝から、難しい症例が続きます。
鈴木先生のretroや、北山先生のRotaなど見事な技ばかりです。
術者は豪華な顔ぶれです。
素晴らしい手技を勉強させていただきました。
コメンテーターも豪華な顔ぶれ!
舛谷先生のIVUSコメントも的確でいい感じです!
ただ読むだけでなく実際の色々なバルーンの使用経験など含めて話すことが流石です!
齋藤先生も新しいワイヤーを使ってCTOを難なく治療されております。
うーん、凄い凄い!
IVUSコメンテーターも、舛谷先生はじめ豪華過ぎるくらい豪華な皆様!
いやぁ!贅沢させていただいている気持ちになります。
さて、私の出番です。
ランチョンセミナーでレクチャーをさせていただきました。
タイトルは「DES時代のSLENDER PCI」です。
内容は、まぁ、いつもの事なのですが(私にはこれしかないので)、多少アップデートさせていただいております。
いつもとちょっと違うのが解ります?
とくに、先日のSNOWMASSでのマーチンレオン先生が「外科と比較して、低侵襲であるというのがインターベンションでは非常に大切なことです。大きな傷を作らずに良い効果が得られるのが大切です。downsizingはとても大切です。」とおっしゃっていたことを含めてお話しさせていただきました。
....もちろん、大動脈弁インターベンションのお話で24Frが22Fr(かな?)にダウンサイジングという程度の話なのですが。しかし、まぁ、本質は同じだと言うことで!
コネがある先生、彼もSCJに誘ってくださいませんか?もちろん、自費で来ていただきましょう!参加費は日本円で!(笑)
司会の山岸先生ありがとうございます。
会場からのコメントもありがとうございます。
終了後に会場や控え室で多くの先生方にご挨拶できました。
これも非常に大切な時間です。普段、段の上にいらしたり画面に出てくる先生方に直接お声をかけていただけるのは、田舎モノの私としては非常に嬉しいのです。

さて、帰る前に寺井先生とミーティング=ラーメンを食べに行きました。
こってり系でしたがなかなか美味しかったです。
金沢滞在数時間でしたが充実した時間を過ごさせていただきました。
本当はもう少しゆっくりしたかったのですが....いえいえ、武者修行にゆっくりとか楽ちんとかそんなモノは不要です。
まだまだ精進します!

2009年3月10日火曜日

Interventional Cardiology 2009

予告通り武者修行の旅に出ています(笑)。

Interventional Cardiology 2009が、Snowmassにて開催されました。
マーチンレオン先生とモーゼス先生の司会!
リゾート地だということも含めてネクタイの方は殆どゼロです。皆様ラフな格好で参加です。
感動したのは、Hideo Tamai tributeでした。
加藤先生のお話で「今は沢山の外国人の友達がいるけど、20年前は誰もいなかった。しかし、ずっと前から一緒にやっていたTamai先生が一緒にいた。Tamai先生を喪ったのは友人としても、インターベンションの世界にしても大きな損失だ....」という意味のことをおっしゃっておりました。その後、多くの外国の先生方が想い出を写真と供に話されておりました。
ぐっと来てしまいます。
日本人の先生方の発表です。
retroやchannel dilatorのお話もあります。その中のCTOの成績で97%とか98%とか驚くべき数字が出ています。いやいや、素晴らしすぎる!
東海大学の”二人羽織”も出ておりました。でも、普通の病院にはCTO operatorは2人いないので...恵まれた環境の御手技です。
私は、いつものsheathlessのお話をさせていただきました。
さて、この研究会は朝一番で始まり、お昼は休憩なのです。
そとは....凄い光景が入ってきます。
社長先生に誘われて、全てレンタルでちょっとオプショナルツアーです。
世界のリゾートを味わってしまいました。
でも、空気が薄いんです!
O2Sat 87%本当の数字です。実は過換気後にやっと出た数字です。最初は測定不能なのです。ここは富士山よりも高いところなのです。ちょっと動くだけで息切れがします。かなり苦しい。実感します。
午後からのセッションも随分混んでおりました。
エンデバーとザイエンスの勝負など興味深いお話をされておりました。
free drinkの中にはアルコールもあります。
おやつも食べ放題で、非常に雰囲気の良い会です。
しかし、内容は最新の興味深い話ばかり!
贅沢ですね!皆様、すみません。

夜は何もない街です。
雪国のアメリカ田舎町です。
Fat Tireというdrinkを飲みました。
「Slender Clubなのに、何事だ!」といかる方がいらっしゃいました(笑)。
これ何か解りますか?
 バッファロー!
ハンバーグの様に成っていますが、かめばかむほど、野生の味がしてきます。...飲み込む方が良いです。

では、日常業務のために急いで帰ります。